レポートVol.37 IADA参加とスロベニア視察報告(3)
IADA参加とスロベニア視察報告(3) 代表理事 板倉正子
これは、2010年5月27・28日、プラハで開かれたIADA(ドイツ語圏の人達の保存修復機関)のシンポジウムに参加し、その後スロベニアの友人(イエダルト女史、スロベニア国立文書館修復室長)に誘われるまま、首都リューブリアーナを訪ねた折の報告である。(2010年5月25日~6月4日まで) 5月27日(木) |
左 カティー 右 レナータ先生 |
夜には8時から懇親会があるということで、私とイエダルトはプラハの観光スポットである「カレル橋」を見に出かけた。 カレル橋はガイドブックによると、ヨーロッパに現存する最古の石橋で(建築1400年)巾10メートル、長さ500メートルあまりの橋である。現在は修復中で、一部通行できない状態になっている。そのせいもあってか、橋の上は観光客であふれ、その重量で橋が落ちてしまうのではないか、と思えるほどであった。これがエレベーターなら、まさに私たちが足を踏み入れたとたん、ブザーがなりそうだった。が、今夜の懇親会はプラハの市庁舎で、丁度カレル橋を渡った向こう側にある。この橋を渡らなければ、2キロほど遠回りをしなくてはならない。ということで、私達は、橋を渡ったのだった。 |
モルダウ川, プラハ |
懇親会はチェコの会員の人たちの尽力で、プラハの市庁舎の豪華なゲストルームで行われた。豪華な料理やふんだんのシャンパンやワインが用意され、おまけに音楽の生演奏までついていた。演奏は、チェコの会員の人達だそうだ。私は、長年ドイツの図書館で働いている、石井律子(恩師石井力太郎先生の娘さん)さんとお会いした。元気そうな様子に安心した。 |
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懇親会の模様 |