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レポート

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 レポート04
 ■家庭で出来る水濡れ本の手当て(1 並製本・糸綴 )(前半)
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家庭で出来る水濡れ本の手当て(1 並製本・糸綴 )

この方法は、実際に書籍の水濡れと乾燥の実験を基にお知らせしています。
台風・水害により水濡れ被害を受けられた皆様の大切なご本を救うために少しでもお役に立てればと願います。
ただ方法は万全ではありません。また適さない本もありますので、注意しながら行ってください。
*水につかったもの<26時間>
中まで完全に水が滲みている状態

*泥水などにつかった場合は、流水で水洗する。
*乾いたタオルできっちり包み脱水機にかける。
<10分ほど>

*遠心力で本が変形するので、2分ごとに取り出し、形を整える。
<実験の結果この方法はかなり効果的でした。>

*本文の中に水気が残っているようであれば、キッチンタオルで吸い取る。

*ページの間に厚紙を山折にしたもの、割り箸などを挟み風をあてる。

*風は24時間以上必要です。

*紙が波打つ状態になるので、2,3時間ごとに閉じて重石をする。

*薄い本の場合は、洗濯バサミでぶら下げ、下から扇風機の風を当てる。
→後半へ続く


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